はじめに
当クラブはグリップからフォームまで矯正して行く指導であると思われており
今のトレンドはノーグリップノーフォーム指導指導法が主流だから
古い指導法だという話を聞きました。
実は当クラブはノーグリップノーフォーム指導なのですが、
ちまたの解釈と大きく異なると感じてレポートします。
現在のテニス指導でのノーグリップ・ノーフォーム指導法の解釈
現在のノーグリップ・ノーフォーム指導法の巷での解釈は
1980年代あたりからのアメリカでの
ノーフォームノーグリップの解釈と
近年のプレイアンドステイなどで導入される
ノーフォームノーグリップが
ごちゃ混ぜで理解されているように感じます。
1900年代後半当時だとアメリカは試合による自由競争で
ノーグリップ・ノーフォームなんでもあり!とも言われました。
アドバイスはなく、とにかく試合をさせ
勝ち残ったものが選ばれて行くので
育てられているというより
元々できる天才が出てくる所とも言われました。
競技人口が多いのとコートもタダで使え
毎週末3セットの試合が行われる環境で
当然だとも言える現象だとも言え
当時のアメリカの指導であるノーグラスノーフォームは
日本で参考にはなりません。
ノーフォームノーグリップはアメリカの自由指導発想が起源
これを自由発想としてよく日本のテニス雑誌で紹介され
その後、脳の生理学上の理論や
ゲームベースドアプローチを主体とした
ノーグリップ・ノーフォームの指導があります
しかしアメリカンスタイルのノーフォームノーグリップ指導とは
接点がありません全く独自に発生したといえます。
アメリカの?ノーフォームノーグリップ指導を行ってきたコーチたちが
新しくできたゲームベストアプローチを見て同じものと解釈し
指導してきた傾向が感じられます。
つまり動作を勘で個性として指導していく手順です。
根拠のない指導法が2000年代初頭日本では当初蔓延していたと言えます。
テニスエナジーのノーフォームノーグリップ指導
当クラブはよくショットに適切なグリップを提案し
ショット時の動作改善をよく行いますが
これをフォームを教えていると解釈されるようです。
サービスであらゆる回転をマスターするには
コンチネンタルグリップが必要で
それを教えた時点で
ノーグリップの指導ではないと思われるのでしょうか?
身体の機能を考慮すれば
頭上で回転をかけるにはこのグリップが必要で
これを形ではなく感覚として使い方を導いていくのです。
ストロークも骨格に対して忠実に動かす方向があります。
明らかにそれに反す動きは怪我を産みます。
これも形ではなく感覚や身体の使い方として導いていくのです。
骨格に対して忠実な動きを解釈した上での指導が大事で
決してコーチの勘で指導するものではないのです。
テニスには動作作りのエクササイズが必要
前回でも書いたように近年フォームで覚えるのではなく
類似したエクササイズが多いのはこのためです。
あらゆるグリップに対し違和感なく使えること
そして機能的な動作を形(フォーム)ではなく
機能的にエクササイズなどを通じ動作として導いていく手順を
ノーフォームノーグリップの指導と当クラブでは解釈しています。
このシリーズへのリンク
序章 テニスのノーグリップ・ノーフォームの指導 前章
1回目 テニスのノーグリップ・ノーフォーム 指導現場の現状
2回目 テニスの私が学んで来たノーグリップ ノーフォームとは?
3回目 テニスのノーグリップ・ノーフォーム 運動におけるグリップの解釈
4回目 テニスのノーグリップ・ノーフォーム 運動におけるフォームの解釈
最終章 テニスのノーグリップ・ノーフォーム まとめ
今日の写真/シーズラケットクラブイエローボール大会準優勝
当クラブの西風 美蘭選手が準優勝でした。
試合が終わってレッスン会場に報告に来てくれました。
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