ジュニアテニス

何度やっても出来ない！ なぜ？出来ないのでしょうか？ 私が観て来て身体能力を調べましたが 大半が「悪い生活習慣」が尾を引いています。 たまたまテニス向きになる生活習慣だった事を 生まれてから４〜５才まで続けて来たジュニアと そうではない生活を続けて来たジュニアでは 習得スピードに差が出て当然です。

もしかしたら単に苦しみ喘いでいる時間を費やしていてそれを努力している。。と、勘違いしているかもしれません。では、冷静に１.今の年間練習時間は何時間でしょうか？２.それに対して目標とする選手の練習時間は何時間でしょうか？これだけで努力の目安が解ります。

１万時間をこなせば良いのだろうか？１０００時間を１年かけた選手と２年かけた選手ではやっはり違いがあります。また、始めた時期にも違いがあります。何を根拠に？それは過去の記録が出席簿などで確認出来るからです。

前回出したデーターで８年で２０００時間費やした選手に初心者が勝つには　　２５６０時間を３年でクリアしなくてはならない。

そもそもテニス協会からの講習で出された資料や全国選抜などでアンケートされているのがきっかけであるナショナルのコーチも資料を元に調べてみると結構当たってるんですよ。。

私はジュニア専門でコーチをしています。 なので夕方から仕事です。 楽しいテニスではなく発育にある中で 最高のパフォーマンスに持っていく事が出来る為 平日の午前中は勉強時間です。 それはいろんな分野にまで及び まだ解明されていないとか 充分一般に情報が降りていないものも多いのです。

自分の子供をテニススクールに入れたくないのだそうだ！まだ小さいお子さんなので １.急いでテニスをさせる必要がない事 ２.テニスが受け入れられる身体作りに時間をかけて欲しい事なので 幼少からの身体作りメニューを伝えたのです。

有限会社テニスエナジー(2012年11月24日 01:56)このブログはメンバー／受講者対象で常に書かれています。また世論を問うまたは議論する場でもありません。あくまでもクラブとしての方向や方針を書いてるだけです。第一印象とは面白いもので...

１万時間はあくまでも目安なんですが上位選手の調査の結果、間違いなく１万時間は必要でしょう！しかし、何処でその１万時間を達成させるか？は個人の環境差があるので現在時間が少ないからといって「絶望！」と決めるのはそれは考え過ぎです。また１万時間をこなせば良いわけではありません。

中には１万時間に対する反対意見があります。短い時間で習得も可能であると思っている方です。否定はしません。むしろテニス界では正しいかもしれませんが。。。

キミレンコは１３才で１８才までの世界の選手と戦わなければならない３５０ccエンジンで７５０ccクラスで戦うようなもの。。

フィリピン国際ジュニア キミレンコ予選突破 そして、本戦１回戦突破 頑張れキミレンコ

受講する（外部を含む）皆様へ今回の１万時間のアンケート及びにブログはかなり波紋を呼んだように思います。ある意味、各家庭の限界も提言したかのようです。

骨格の角度でスペックはかわる。 たまたまアライメントが完璧な選手が成功して そうでない選手が失敗した。

一万時間についてとプレイスタイルによって 時間のかけかたが異なる事は今まで書きました。 では、今回のデータ収集についての選手の身体能力では どうだったのでしょうか？

これだけ頑張ってるのに勝てない。 それは目標に対して掛ける時間が関連しています。 難位の高い技術は時間を要し低い技術は短時間で習得可能です。 与えられた時間で何を優先するのか順位をしっかり建てましょう！

ボールを潰して打つようなライジングの 習得時間を算出しました。 所用期間２９００時間、 その中でライジングに要した時間１４５０時間です。

実践で使い切り得点に結びつけれるレベル１.ミスがなくいつでも使用出来る。２.コントロール出来る。までどれくらいで習得出来ただろうか？計算してみました。 １８０時間でした。

練習時間の一番長い選手は「奈良くるみ」らを抑えて全国に上がったメンバーを含む４人（内２名がプロになる）が練習時間が一番長かった事※当時の男子の２シードが錦織プロ！次に元エナジーのＮ君が続きその後をキミレンコが後を追う感じでした。正直、メチャクチャオーバーワークです。

有限会社テニスエナジー(2012年11月10日 01:32)このブログはメンバー／受講者対象で常に書かれています。また世論を問うまたは議論する場でもありません。あくまでもクラブとしての方向や方針を書いてるだけです。試合が近づけばエントリー...

今回の１万時間については今後の予定表の作成に役立ちます。あくまでも１万時間を１つのゴールとした場合その中に１日の時間予定／１週間の時間予定などがあり年間を通じて何試合があり成長時期のいつにペースを落とすのか？など計画できます。

才能のある選手とはたまたま、良い立地に生まれ、時間的に効率よく練習できたという事もあるので才能とは関係ないですよね。

外部からの投書も比較したら よく試合に出ている熱心なご家庭の練習時間の ４年〜５年分とトップレベルの１年分が同じでした。

「え！こんなに。。こんなに差があったんですか。。」「こんなにも。。」

保護者が「白川コーチには世界を目指すって　言わないと本気で教えてくれませんよ！」と、噂されていたそうです。 そんなことありませんよ。。

１万時間については日本テニス協会の講習でも資料として伝達されているはずです。なので聞いた人は多いでしょう。よってテニスエナジー流の考えと思われても困りますので誤解のないようにお願いします。きちんと神経学者が統計を取って算出した数値です。「専門的な技能を身につける為に必要な全ての事を　脳が取り込むためには必要な時間」と言う事です。

保護者の考えは長い時間を練習する事に意味を感じない。なので短い時間で集中させたい！ 私もそれには賛成なのだが。。 しかし時間が必要な時にも練習量をあげてくれないのだ。 どの分野のプロでも１万時間の練習を必要としているのが事実です。