今日の動画はこんなに練習してるのになんで負けるんやろ?についてです。
もしかしたら担当コーチはかなり攻撃型のテニスを目指して
時間をかけて習得させようと頑張ってくれてるのかもしれません
攻めるテニスの習得には時間が掛かるのです。
ジュニアテニス こんなに練習してるのになんで負けるんやろ?
うちの子はプライベートも受けて毎日練習をしているにもかかわらず
あんまり練習もしない受験生のような子にも負けてしまいます
このような件に関して保護者とも揉めた事もありました。
これは私だけでなく、多くの熱心なジュニアコーチ達から
選手保護者に対してのメッセージとして受け取って下さい。
このような場合、ジュニアのテニスの質を見てください。
明らかにテニススタイルの方向に一貫性を感じ上達を感じるのであれば
満を持して勝つまで、コーチは時間を掛けているのかもしれません。
日本一になった事例のを例に出していますと
攻撃型のテニス習得に3年近く負け続けた事でしょうか。
ある程度仕上がったと思った矢先
ナショナルから伊達公子選手の分析データーの資料が手に入り
当時のGMの指示で府県の協会にもCDでお送りしたものです。
これが指導中の選手にスタイルが当てはまり追加で取り組む事を決意し
「あと1年負けさせてください。」と保護者に伝えた時に
ガックリさせてしまいましたが、よく耐えてついて来てくれました。
保護者父も
「海の物とも山の物とも思えないが出来たら凄いと思います。」
そう言って着いて来てくれました。
その1年後、全日本選抜で優勝しました。
本当にそれまでは絶対勝てるやろと言うジュニアに普通に負け続けていました。
しかし攻撃の手を緩めない本人の性格が私の指導方針と合致したのでしょう。
最初負けた選手を次々と撃破してきました。
しかしそうならなかったご家庭はどうだったのでしょうか?
たいして練習していないご家庭に
「あれだけ練習してるのに全然勝たれへんなあ~」と
嫌みを言われたと聞きます。
その悔しさか、遂にコーチと共に頑張ってきた内容と反して
試合では入れに行くテニスに変貌して行ったのです。
入れに行くテニスが悪いわけではありませんが
だったら最初から入れに行く事に徹した試合を行えば良かったのです。
練習ではコーチに攻めに行けと言われ。
試合では当て返しのテニスになる。
それを繰り返せばどうなるかは大体想像つくと思います。
こんなに練習してるのになんで負けるんやろ?
それはもしかしたらコーチが遥に高いレベルの内容を
その選手に期待をして夢を持って指導しているものかもしれません。
しかし高い技術はそれだけの習得時間を要します。
週何回かのジュニアに負ける事も多いでしょう。
それはレベルの高いテニスを目指す者の宿命だとも言えます。
面白い例を出すと
14歳の大阪本戦レベル同士を数名試合させました。
ただし1人はロブだけ、 一方は自分のテニスです。
結果はロブを上げた方の勝ちです。
今度は役割を交代して同じテニスをした所
やはりロブを上げた方の勝ちです。
と言う事は勝つ為であれば確率の高いロブでも上げとけばいいのです。
毎日練習している選手が週2の受験生に負ける構図です。
ロブに限らず確率の高いショットを選んだ方の勝ちという事です。
それは基本戦術の位置を的確に守った事なので勝つのは当たり前です。
しかし目指すのは世界などもっと上であれば確率も大事ですが
現在確率が悪くても攻めるボールの確率をミスを恐れず
時間を掛けて向上させる事が重要となります。
それをテニスエナジーでは「負けの貯金」と呼んでいます。
人一倍多く練習をして練習量の少ない選手に負けてしまう。
悔しいと思います。
でもその背景は、 もし自分が攻めて行って
将来に結びつく試合をしているのであれば、
今の勝利に固執している選手に対して勝利していると私は伝えたいです。
こんなに練習してるのになんで負けるんやろ?
ここに疑問があるのであればコーチに指導コンセプトをお聞きください。
もしそのコーチにコンセプトを感じたのであれば
是非、そのコーチを信じて着いて行って上げて欲しいと思います。
今日の写真/テニスの試合の棋譜
試合の記録をつけて報告して頂いているご家庭もあります。
試合の流れからどのようなテニスをしたのかが
動画を見なくとも良く解ります。
提出は各自自由とさせて頂いております。

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