勝っている選手の苦労話と歩む道筋

ジュニアテニス

2020.10.10

勝っている選手の苦労話と歩む道筋
ご家庭によっては希望を失い挫折を感じるブログかもしれません。
しかし現実を語ります。

これはジュニアの保護者も主婦のテニスの世界も同じです。
勝てない下積み時代？は
出来るだけ強いグループに入れて貰えるよう
頭を下げて「お願いします！　お願いします！」と言って
仲間に入れてもらって
その中で強くなると次の強いグループにお願いして
上がって行ったと、あるレディースA級選手が語ってました。

ジュニアも同じで昔っから大まかなりにグループ化があって
如何に上手く上位のグループに入れて貰えるか？があるようです。
元々強ければ逆に声が掛かりそのような苦労は少ない様です。

さらに上の超トップはそんなグループ化の中にあまり姿を見せません。
自分達の練習環境を確立させているからです。

厳しい話、それにも入れない選手・ご家庭は
スクールで上のクラスに入れて貰おうと頑張るのですが
中々希望通りにはいけない様です。
※お金を払えば強い選手と練習させてくれると勘違いし不満を漏らす人もいました。。

既に練習も横の繋がりを作っているご家庭はラインを通じて
毎週何処かで気の合うメンバー同士で試合したりして
話に聞くと府県トップ同士は繋がっていてよく練習会を行っている様です。
しかしそこまでに行くには最初仲間作りで苦労したそうです。

弱い選手と言っては失礼ですがそんな選手は
おそらくその様な仲間に入っていないので実戦経験と練習量が不足します。
※それまでの繋がり作りがなかった、練習環境作りがなかった、もしくは出遅れたなど
これではトップとの差は広がるばかりです。
これを負のループと呼びます。
負のループは更に負を呼び拡張していきます。

低年齢の人は早く勝てる様になれば正のループに乗れます。
勝てていない人は早く横の繋がりを作った方がいいでしょう。
更に上を目指す人はそんなグループ化に属せず。
独自の練習環境を確立した方がいいでしょう。
正のループに乗りやすいです。

すると超トップは小中学で既に大学やそれに近い中で練習しています。
国際レベルは高校に入学と同時に高校で練習せず大学等で練習します。

かなり辛口で書いたかもしれませんが
よ〜〜く周りを見渡してください。
そう見えてきませんか？

これが見えて来ると道（突破口）が見出せるんです。
今回のレポートを読んで挫折するか？
それとも自分の厳しい立ち位置を理解して道を見出すかは各選手やご家庭です。

私は根拠なく
「まだまだ大丈夫ですよ〜♡」と語るコーチを好みません。
事実を直視して歩むべきです。
手遅れと思われそうな選手もランキングを上げてきたことも多いです。
まず事実と足元を理解した時
本当の前進を見出すと確信しています。

話を戻しますが
勝っている選手は結構人間関係を含め既に
多くの苦労をなさっている場合が多いのです。
そして苦労の末、正のループを手に入れられています。
これはお金で買えるものではありません。
それを避けては前へは進めません。

これを理解して頂いた上で立ち上がった時
「まだまだ大丈夫ですよ！」と私は語りたい。
道は必ず開けます。

今日の写真／成長曲線などのデーター
外部からもプライベートレッスンなどのオファーが来ますが
よく提出をお願いするのがデーター関係です。
テニスの技術的側面だけでは判断しないんです。
成長過程の何処に位置しているのか？に判断が必要な場合があります。
通常勝てない場合にコーチに見てもらう点を技術で考えられますが
当クラブは成長過程からも判断しています。