短い時間で戦績を上げるには
どうすればいいだろうか？
過去の事実に基づいて
お伝えしていきます
短い練習時間で勝つ方法
短時間の練習で全国決勝に上がった例
トップジュニアは長時間の練習が
必要と思われがちですが
中には短時間でトップに上がった
選手も存在します。
何度かブログに出した内容ですが
実際の練習時間を事実としたレポートで
今回は短い時間で全国大会進出を
達成した選手の例を上げます。
統計から出されたテニスの練習時間
下記はITF（国際テニス連盟）が推奨する練習時間です。
基本中学生以上では1000時間を推奨しており
小学生では700時間強となります。
今回の表では10000時間を18歳までに
達成としますが
このデーターは10歳からの記載です
よって表の計算上1320時間練習を
10歳までに達成してないと10000時間に
到達できません。
すると表の6年生時の総練習時間は
3300時間となり
大阪から全国上位に上がった選手が
3600時間程でしたから
数値的に妥当な線だと思われます。
しかし中には2200時間強で
府県大会を優勝し全国選抜準優勝
またはベスト4を達成した選手も存在します。
もっと練習時間の情報に興味がある方は
下記のブログ記事をクリックください
8回のシリーズになっています
トップジュニアはどれくらい練習しているのか？
短時間で上達した選手の身体
全国選抜上位に上がった
2000時間台の2名の選手の身体を
理学療法士と共に調べました。
すると脊柱（姿勢・背骨）がよく
2名に似た共通点があり
1人はバレイ・もう1人はダンスで
踊り系の経験者でした。
また全国に上がる程でもないのですが
週2~3回程度で本戦に上がる選手も
日本舞踊の経験者でした。
計算から姿勢がいいと
運動学習が30％速いと出ました。
つまりこれは日頃の姿勢など
生活習慣に影響される要素といえます。
正しい姿勢で食事をする。
正しい姿勢で本を読む。
などがテニスの競技力にも
影響しているのではないでしょうか？
指導技術で短期で全国に上がった例
確率の高いショットを中心とした戦術を
最優先で取り組んだ場合
やはり勝ちやすいのです。
５つの基本戦術というのがあり
最初に知っておくべき事として世界中で
唱えられている内容ですが
- コートに入れる
- 相手を動かす
- 正しいポジション
- 相手の弱点を見抜く
- 自分の武器を使う
この中の
コートに入れる（高い確率）を
全ての優先した場合です。
「全て繋ぐ」というのではなく
攻撃も確率の範囲をしっかり守った中で
行う事を大切にして来た選手でした。
多分自分のやりたいテニスも
あるかもしれませんが
一番安全な一手を優先している
手堅い方針で取り組んだ選手達で
２つ例を出します。
Fちゃんの例
クロスのボールを深く返す事に徹した選手がいて
どんなボールもスピンで深くクロスに返球します。
ミスが少ないので
相手はたまったものではなかったでしょう。
後にその選手は自信を付けて
攻撃的なテニスも習得しました
大阪本戦同士の練習例
大阪本戦選手同士で1人は全部ロブで
もう1人は自分のテニスで対戦した所
ロブの勝ちでした。
同じ選手同士の対戦で
スタイルを交代したら
やはりロブの勝ちでした。
さすがに１位選手には
ロブは通用しませんでしたが
確率戦は上位選手の多くに
通用する事が証明できました。
よって戦術の工夫では練習時間を短縮出来る
と言う事が意味証明されたのです。
客観的に自分のテニスを見直す
少ない時間で勝つためには
自分のしたいテニスもあるでしょうが
確率を優先した戦術が
必要なのかもしれません。
また確率とは別に先に
先に攻め切る事で
短期で上達した選手も存在しました。
体貫がしっかりしていたり
バネのあるタイプで
地域レベルが高くない場合は
この方法が成功する場合もありました。
いずれにせよ正しく方向を間違えなければ
短い時間で戦績を上げる事は可能のようです。
今日の写真／レッスン中の若き頃の筆者
昔、テニスエナジーが運営していた
バークレーテニスカレッジは
海外からコーチが多数来場していました。
シャラポアのコーチのマイケルと
合同レッスンの様子で
後ろはマネージャーです。
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