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ジュニアテニス才能ってなに?/1万時間の法則の疑問

ジュニアテニス

ジュニアテニス才能ってなんだろう?
1万時間を達成すれば天才に近づくという情報もありますが本当だろうか?

そもそも天才(才能)とは先天的に備わったものと考えられもしますが
「いやいや才能の多くは努力によって作られたんですよ。」
とも聞きます。

現に天才と謳われた偉人たちも
「私が天才だって? 毎日を見ればそうは思わないよ。」
と言われる発言も多く聞きます。

朝から晩まで没頭している話は多い、
やはり時間の賜物なのだろうか?

どれくらいの時間を練習すれば才能は作れるのだろうか?
そこで目安になるのがもう有名な「1万時間の法則」と
言われるものです。

どの分野でも達人は
1万時間を達成していると言う調査に基づくお話で
天才を作るには必要な時間として知られています。

テニス協会のナショナルの資料にも紹介されており
テニス以外でも広く唱えられている内容で
1万時間を目安に計画しようと言うものです。

元々「天才! 成功する人々の法則」と言う本の中に出ている
「1万時間の法則」と言う内容が元なのですが

私も日本テニス協会のコーチに勧められ読みました。
初耳の方や興味のある方は下記をクリックください。
Amazonに飛びますが
無料の試し読みができるので紹介しておきます。
宣伝ではないんで購入の必要ないですよ。
「天才!成功する人々の法則」

確かにむやみやたらに練習するのではなく
どれくらいの量をいつまでに?
と言う目安として参考になりますし

確かに1万時間はプロレベルを目指すとした場合は
必要だと実感する内容です。

しかし疑問もあります。

全員1万時間を目指したらどうなるの?
単純に全員が目指して達人になれば
達人が凡人になる?

つまりそうなると
さらにその上を行かないと天才とは言われなくなり
キリがないのでは?とも考えました。

しかし現実を見ると
多くのご家庭に1万時間をまず要するので
「1年間に最低、千時間の練習時間を確保してください。」と
お願いしたところ、多くのご家庭から難色を示されました。

そこで出た意見がやはり
「みんな目指したらみんな天才になるじゃん!」

どうやら現実は全員が目指すことは無いようです。

1万時間をかけても内容の良し悪しも重要だろう。
そして保護者から出てきた意見で
「量より質ですよ。」
と言う説教に近い返事でした。

確かに一理いえるのですが……

そこで、テニスエナジーは幼少から一貫して指導して来た選手が多く
一人の選手に何年もかけて日本一・ナショナル・プロまで育てた経験があります。

その数値データーも記録しており
「いつ、何を始めていつ習得したのか?」などもあります。

それに当てはめてチェックしました。

全国12才決勝進出選手のトータル練習時間比較で
多くの選手がグループレッスン中心なのですが
3000時間後半でした。
別に2000時間前半という短い時間の選手がありましたが
多くがプライベートレッスンが中心ということでした。

確かに「量より質」は確認できましたが
質を求めるご家庭はプライベート中心でお考えなのだろうか?


それとも
やすいレッスン料で人数の多いグループレッスンに質も望んでいるのだろうか?

ちなみに国際レベルの選手はプライベートの割合も多く
12才で6374時間のトータル練習量でした。

また単純にレクリエーション型のテニススクールに週5回
通って練習時間を確保しているジュニアを何人も見てますが
大阪の上位どころか予選すら通過していないので
明らかに天才(才能)は時間でも作られていました。

しかし単に1万時間をめざしても無意味なようで
どうやら質も大事なようです。

ジュニアテニス才能ってなに?/1万時間の法則の疑問を終わります。

次回/才能ってなに?/1万時間の法則の疑問2

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