あるジュニアの指導を観ていた事なのですが。
フォアでどうも上半身が廻らないんです。
※手打ちになっている。
調べてみれば肩甲骨廻りが固くなっていて
とても動く状態ではありませんでした。
身体機能の観点からすれば
このジュニアは肩甲骨が
動かない事になります。
一般で言う基本的フォームと
言われるものが
自分で実現したくても身体機能上、
動かないから実現しないのですが
ストレッチなどでほぐして行けば
簡単に解決できる事も多いのです。
ちなみに1日のストレッチで
かなり改善される場合もありました。
子供なんで結構早く
なんとかなるんです。
なのに……
「なんで身体が廻らないんだ!」と
叱った所で無理なんです。
それだけで「センスがない」という
烙印を押されているケースは
少なくないと思います。
素晴らしい指導書は沢山あり
理想の動きや身体能力が
基準を満たせば
理想の打法など
マスター出来るでしょう。
でも身体は理想的な動きを
全員出来るわけではないのです。
つまり全員同じ動きが出来ない
(体の使い方が異なる)のに
同じ指導は 当てはまりません。
そこを改善するのが機能分析の指導
※機能分析について
つまり、「根本的な運動機能を調べる。」
という所から始まって来ます。
昔から言われる天才は
たまたま長年の生活習慣のクセのお陰で
その競技特有の優位な要素が
出来ていただけのように思います。
これから凡才を天才に作り替えてみよう。
今回は6回のシリーズです。
テニスの凡才を天才に改造する。前章
テニスの凡才を天才に改造する。前章2
テニスの凡才を天才に改造する1
テニスの凡才を天才に改造する2
テニスの凡才を天才に改造する3
テニスの凡才を天才に改造する/最終章
今日の写真/エナジーに通うジュニア達
トップにいるジュニアと何が違うと思う?
才能か?いや、、違うんです。
もっと根本的なものです。
やりきる覚悟があるのかどうかです。
負けても、達成できなくても
恥ずかしい事ではありません。
自分の力の限界を知る事も
自分の武器を知る事なのですから。
自分の限界が解る事は
辛いようで素晴らしい事なのです。
そんな事が挑戦出来る豊かな国が日本で
何も自分の限界を知らないで世を去るより
なんでもいいから限界まで挑戦する経験を
ジュニア達にして欲しいと思っています。
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