ジュニアでよくスライスを禁止するテニススクールを聴きます。
保護者からも疑問の声が寄せられています。
果たして？それは正しいのか？
なぜ？スライスの使用を禁止するのか？
コーチ達の言い分をお伝えします。
- プレイが横着になります。
- フットワークが雑になります。
- しっかり打つことが出来なくなります。
スライスの利点はリーチが取れる利点があります。
これが最大の欠点ともなっているのです。
ボールの後ろにしっかり入らず適当にあしらったり出来ます。
これが楽なのでフットワークが適当になり
しっかり打てなくなり
結果的に横着なプレイになりやすいんです。
コーチがもし「しっかりボールを打ち抜ける選手」に
仕上げたい場合はよく「スライス禁止令」を発動します。
なので私も状況により
スライス禁止を伝えることは少なくありませんので
間違いではないと思いますし
その気持ちはよくわかります。
スライス禁止で実際に起こった問題について
海外の選手と戦う時はスライスが必要になります。
ペースを変えたり
低い軌道を作ってみたり
過去に行われたナショナルの練習では
平日の昼間に全国から集められた上位女子が
兵庫のビーンズドームで
ひたすらフォアとバックハンドのスライスを
練習していました。
近年も海外遠征で有名なチームの練習を聞きましたが
ひたすらスライスの練習を行うと聞きました。
上位選手は結構スライス練習に取り組んでいるので
スライスが打てないとそのような練習に
着いて行くことが出来ないんです。
海外を視野に入れたような上位選手と練習する場合
スライスの練習は多くなると考えてください。
結論・スライスは打てた方がいいが多用も問題
スライス禁止には理由があるので私も賛成です。
しかし
- スライス自体が打てない。
- スライスの使い方がわからない。
などは大問題です。
よって
スライスのショットはしっかりマスターし
試合で必要な局面でスムーズに使用できた上で
何かの課題のためにスライスをあえて禁止すると言う事は
理想だと思います。
当クラブのスライスの指導について
必ずスライスは幼少からマスターさせます。
バックハンドの片手のスライスは女子も含め
必須の課題にしています。
しかし、無用な使用が多い場合は
禁止を出すこともあります。
今日の写真／ナイターレッスンの様子
女子は全員スライスをしっかり使います。
特にバックハンドは片手と両手のスライスを
使い分ける選手もおります。
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