今日の動画は身体計測数値から
ケガを予測できるんです。
指導者は事前にケガを予測
しなければならない義務があると思います。
何人か優秀な選手をケガで失いました。
無念としか言いようがありません。
本当に泣き崩れました。
今までの信頼関係も全て失うことになります。
今回で語るケガは
肉離れとかエルボーまたはシーバー病などの類ではなく
ヘタすれば手術すら必要かもしれない内容のケガです。
第２次性徴前からその期間の記録です。
どうすればケガを防げるのか？
考えた結論は事前のデータ収集です。
いかに先に予測するか？
それは地震を予知するのと同じものなのかもしれません。
一生懸命育てたジュニアが戦線から離脱する。
この無念を二度と繰り返すものか！
その執念が怪我対策に費やしてきた年月でもあり
数値化したレポートです
怪我の実情
先日ある地域のトップ選手から怪我の連絡がありました。
ある部分の軟骨が剥がれかかっているとのことでした。
その前の選手もある部分のすべり症で聴きました。
骨の中にボルトを入れての緊急手術でした。
その他にオーバーワークでよくあるのが関節ネズミです。
関節中の軟骨がかけて中で泳ぐのです。
手術を要し状況によっては他の骨を移植する必要があります。
またジュニアからプロデビュー！
フレッシュな感じですね。
しかし実情はすでに身体はボロボロで
よく聞くのが腰椎分離です。
簡単なエルボーなどでなく
深刻なケガは骨が関係するんです。
ケガ防止の一歩は成長を数値化する
成長曲線やインボディを計測していると
発生の仕方に特徴が見えました。
それを理解すると防げるんです。
スポーツは
ケガは当たり前と言うイメージがあります。
しかし中には
ケガをしない選手もいるんです。
データをとっていると
その特徴がわかります。
ケガする数値について
下記が骨に関するケガを発生させた選手の特徴です。
インボディから
明らかに体脂肪が少ない事が言えます。
なぜ体脂肪減少が骨に影響するのかについては
長くなるので割愛します。
成長曲線から
身長の伸びに対して体重が伸びていません。
このような数値が出た場合にケガは発生しています。
※下記数値はイメージ画像です。
以上は統計ではありません。
当クラブで測定して気がついた内容ですが
ナショナルから提供された資料と一致する件が多いのです。
事前に予測する重要性
地震と同じで事前予測は困難を極めます。
しかしケガが発生した時点でデーターを揃えておくことで
予測は可能だと判断します。
実際、体脂肪率と成長曲線を維持した選手の中から
ネズミや腰椎分離などは発生しておりません。
当然、動作分析も理学療法士にお願いし
対策してきた事も理由にあるとは思います。
まだ研究の段階の問題ではあると思いますが
現場のコーチが常に計測することで
より多くの事前防止につながるノウハウは
構築されるでしょう。
絶対ケガは出さない！
出してはなるものか！という指導者の執念も大事ですが
一番重要なのはそれを理解し計測を継続する
各ご家庭の理解がケガを予測すると思います。
今日の写真／笑顔で練習するジュニア達
順調に進んでいる時は人間関係も良好です。
しかし一度大きなケガに見舞われると
信頼関係も何もかも失ってしまう末路もあるのです。
いつまでも笑顔で接していたいものです。
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