はじめに。。。
私がまだ若いコーチ時代、
突然女子選手が「コーチ!もうテニスやめるわ!」
そういって辞めた。。
「なにゆうてんねん!これからやんか!」
しかし、その言葉はもう届かなかった。
私には当時理解出来なかった選手の気持ち
多くの経験を重ねる内に見えて来た事もある。
このシリーズの目的は
ジュニアの悩みを未然に防ぎたい!
ジュニアの苦しみの原因を保護者に知って欲しい!
今回のシリーズがセカンドグループから
多くは発生する問題でもあるから。。。
セカンドグループから脱出する方法は
ジュニアの背後の環境も理解頂かないと
解決できないのです。
負けが続いて心が折れるとき。
前回では、なぜ、一郎くんは心が折れたのか?
それは年齢と関係がある。と書きましたが。。。
つまり小学校高学年期に多いのです。
廻りは中学校に入学したあと
「何の部活動にはいる?」など、
中学入学後の夢いっぱいの会話がクラス内で広がります。
トップグループの選手は空に輝くグランドスラム?への
夢をいっぱい描いているにで、そんな会話は気になりません。
※逆に興味のない。。
しかし、今イチ成績が出ていない選手は
学校生活での友人の会話などが気になります。
みんな楽しそうにしているのに。
自分はテニスの事で苦しみ喘いでいる。
低学年期は負けてもまだ時間があると余裕もあるし
廻りの友達の会話も生活変化に関するものはありません。
高学年になって気がつけば自分はテニスだけ。。
みんなは多くの楽しみを持っている。。
そして中学入学の希望のあるように見える
多くの活動が心を揺るがすのだ。
昔に、「コーチ!もうテニスやめるわ!」
そういった選手の立場と気持ちを考えれば
今、痛い程わかる。
セカンドグループから脱出する方法とは
運動能力だけでもなく
技術上達スピードだけでもなく
選手を取り巻く人間関係や環境を無視しては
考えられないのだ。
次回/今のジュニアの特徴について
今日の写真1/ユメリンとクリリン
Fコートこと伏原コートでの一こまです。
今日の写真2/クリリンとエベッサン、そしてBマン
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