第6章の続きですので
初めての方は前章をお読みください
上達の早いジュニアは
才能があると思われがちですが
上達＝才能とは関係ない例について
実情をレポートします
前章の事例で考えられる２人の中学生を検証
中学から始めた場合のテニススクールの環境は
学校が終わっての時間はトーナメントクラスが中心です。
多くが大人の初心者のクラスからの入会が大半となり
中学生の初心者ばかりが集まったクラスは見た事がありません。
学校が終わる時間の関係もあり、今回の物語のA君B君は
部活後仕方なく大人の初心者クラスから始める事となりました
成長が早かったA君が先に昇格した
既にＡ君は第２次性徴にて身体の成長が早く筋力的に恵まれ
※第２次性徴を迎えると筋力が増大する。
よってコンチネンタルグリップでのボレー指導の多い
大人のクラスの対応も早くＢ君より先に昇級出来ました。
さらに打てる相手も充実している上、
練習内容も濃いので上達がさらに進みます
するとジュニアコースへ対応できると判断したコーチは
選手コースへの移籍を勧めるのでB君との差は
ドンドン広がっていく一方となりました。
中学から始めるジュニアのための環境が少ない
ここで考えられる事で、日本のジュニアの環境は
幼少から続けて来て上達したグループが
5時から7時過ぎあたりの時間を占めています
中学からテニスを始めたグループは
レベルの違いからとても入れません
よって大人の初心クラスから入る事が多く
それは大人を主体とした指導法です
第2次性徴を迎えたA君はクリア出来たようだが、
幼児体型に近いＢ君には対応できない事も多いのです
B君もバンバン打たせてあげられる環境に
早く入れてあげれば上達したでしょうが
その環境がなかったため
A君に遅れを取るばかりか差が開いて行った例です
Ｂ君はA君と比べて
「自分は才能がない」と思ったようですが
単純にＢ君の成長過程に合わせて指導できる
環境がなかったのが原因なんです
今回はテニスを始めるタイミングが悪かった例です
こんな例は非常に多いんです。
果たして自分が伸びない原因を
才能がないと決めていないでしょうか？
日本全体に低年齢から始めるに適してますが
中学から始めるには成長が遅いジュニアには不利なんです。
これを読むジュニア選手で上達が遅いとすれば
もしかしたら、成長過程の問題と環境問題が
そうさせているかもしれません
自分の成長を理解しよう
成長曲線をつけてみれば自分が
早く成長しているかどうか知る事ができます
能力を適切に分解して分析して
自分の置かれる環境を考慮すれば打開策はあります
単に覚えが悪い
上達が遅いのは
才能ではなくその時期が
テニスを始めるには不利な期間かもしれないんです。
その時は自分の能力にあった指導を受ければ
確実に上達します。
それら機能分析について知りたい方は
ここをクリックください。
次回 勝てる奴は何故勝てる？
簡単に才能がないと決めつけてはいけません。
才能とは何か？ シリーズ目次
前章 才能が無い事に私は苦しんだ。
第１章 何故、テニスの才能がないと思うのか？
第２章 テニスの才能がないと決定つけられた出来事
第３章 テニス才能の正体が見えて来た。
第４章 テニス選手の能力を分解せよ！
第５章 ジュニアテニス第２次性徴による優劣
第６章 才能がないと勘違いしている事例１
第７章 才能がないと勘違いしている事例２
第８章 勝てる奴は何故勝てる？高学年編
第９章 細身の長身型を検証する1
第１０章 細身の長身型を検証する2
第１１章 架空の自動車レースに例えるなら
第１２章 才能とは何か？低学年編
第１３章 包み隠され眠っている能力
第１４章 幼少時期は本来の特性がまだ解らない
第１５章 才能の要素
第１６章 強いジュニアの要素を検証
第１７章 テニスの出来るジュニア 出来ないジュニア
第１８章 見逃された才能
第１９章 不器用なジュニアを磨く
第２０章 テニスエナジーが考える才能とは？
今日の写真1／心斎橋アップルストア
新しい好きで最新のiPodが出たときも
どう使っていいか解らないのに
キミレンコなど瞬時に使いこなしだす！
結局、息子にあげてしまった。。
最近は、iPadとMacBookのトラブルで
毎週火曜日の午前中、通っているような。。
今日の写真２／レッスン後の風景
差し入れのお菓子に群がるジュニア達！
さすがに練習後は、空腹らしい
食べるものがあれば一気に群がり
食べ尽くされる。。
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土日祝日の練習会の予定
土日祝日の試合の予定
地獄の総当たりシングルス錬成会の予定
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