ジュニアを観ていてミスする場面
実は決まってるんです
それを毎回伝えてるんですが
今ひとつ浸透しない
頭でわかっていても
実感が薄いのが原因の様です
ボールを打つ前にすること
当クラブに来場した選手は
全員確認してるんですが
どんなタイミングが
自分にとって快適なんだろうか？
そのタイミングを
チェックしてもらってます
そしてそのタイミングを外すと
途端にミスが増えることも理解しているはずです
同じミスをなん度も繰り返す
タイミングを理解してもらったと
安心したのも束の間
多くのジュニアが10分もしないうちに
自分の快適なタイミングを無視して
打ちにくいはずのタイミングで
平気で打ってミスします
本人達に確認したら
課題は理解していますが
同じミスを繰り返します
頭で理解してても
事の重大さの実感がないんでしょう
知ってると実感するは違う
これを読む方々も
記憶にあると思いますが
何度も注意され
「それくらいわかとるわい！」
と思う事があるでしょう
しかし
後になって手痛い経験で
実感できた時に
「いつも注意されて来たことは
この事だったんだ！」って
その時初めて事の重大さに気がついた
ってことありませんか？
頭で解ってると
実感して腹落ちすると
全然違いますよね
タイミングの重要性
当クラブでは
タイミングを時間で表現します
それもレイコンマ何秒で……
来場選手は全員計測しているはずです
ボールをコントロールする前に
時間をコントロールする
デフェンスは時間を確保し
オフェンスは時間を短縮する
そこに決められた打点に移動すれば
説明しなくても適切なボールの入り方が出来る
よくボールに対して
回る様に入れとか
直角に入れとか
「どっちが正しいねん」と
思えそうな事も自然に出来るんです
※どっちも正しいんですよ
確実にミスは減ります
私が説明している
ボールを打つ前に
適切に時間をコントロールできれば
ミスは減りストローク力も向上し
守りながら攻める事ができます
説明した時は出来てるし
良いボールも打ててるのに
注意しないと元に戻ります
おそらくフットワークが
疲れるからでしょう
時間をコントロールする事は
コートを縦に動くことを意味しますから
疲れるのでしょう
つまり動かず横着するので
タイミングがボール任せになるので
ミスが増えるんです
世界で戦うためには必要な課題
できれば世界で戦えるような
ジュニアが出て来てくれればと願うのですが
ITFなどでいきなり大きな年上の
欧米人と戦うことになれば
正攻法では戦えませんから
綺麗な試合にならないでしょう
ボコボコにやられっぱなし
そんな事は少なくないでしょう
鉄壁のディフェンスと
自分の時間を確保できないと
手も足も出ず負けるでしょう
飛んでくるボール任せの動きでなく
自分でタイミング（時間）を
コントロールできると
質を落とさず活きたボールを
ミスなく打ち返す事ができます
これを伝えたいのですが
私の指導の仕方が悪いのでしょう
伝わっていないんです
打つ前に時間をコントロールする
過去のトップジュニア達が
取り組んだ内容で
日本代表にもなりました
もう1人同じ様な練習をしてた
男子ジュニアが和歌山にいて
関西は優勝していました
2人とも根気よく
取り組んでくれましたが
しっかり結果を出している内容なのですが
伝わってないんですね
選手に責任はありません
私が伝えきれないのが問題なのですが
実感して欲しいものです
現在勝てていない選手は
間違いなくミスが減り
ラリー力が向上することは約束しましょう
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30年以上コーチを行ってますが
頭ではなく実感として伝えることの
難しさを今でも痛感します
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