コーチ間の指導の相違

レッスン

2020.04.22

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他のスクールを受講される選手で起こる問題で
過去の例に基づき注意ポイントをレポートします。
【例１】
大阪で活動していた時代、１人日本代表を目指せる選手を指導していました。
多くの他県の上位を倒せる力が着いてきて、全日本選抜に絞り
ワールドジュニア選出される様ための調整勝負の最後の1年でした。
環境作りにも関係の方々に協力も取り付けて、さあ〜という時期に
他コーチに今までの戦術から技術に至って手を加えられて
修正できない状態になりました。
本人も保護者も口を閉ざし何も言わないので何がしたいか理解できず
手の尽くしようがありませんでした。
練習内容は課題がズレるので充実せず退屈なものになって行った為
レッスン数も少しづつ減らされて行きました。
先が見えたので関係者に計画中止を伝えすべてのプランを諦めました。
本当に非常に順調に進んでいただけに残念でした。

【例２】
もう1人の大阪で活動していた時代男子選手の例ですが
基本指導はお父さんが行いヒッティングは現役選手コーチが行い
選手が左利きで私も左利きだったので細かい技術を依頼され私が担当しました。
指導者が3人いましたが常に連携していましたので方向性が一貫してました。
その後日本のジュニアタイトルを３冠達成し強豪高〜強豪大学を経て
大企業に就職後、実業団でプロ選手にまじり全国優勝を達成しました。

現在、多くは環境の問題上いろんなスクールやコーチにお願いしなくてはならない場合が多いです。
1カ所で良いコーチにずっと習い続けると言う環境が揃っていれば良いのですが
現実は、そういう感じにはならないようです。
そこで曜日によって充実したクラスを渡り歩くと言う手段を選ぶしかない場合もあります。
当クラブも現在そういった選手が中心に集まっています。

重要な事は指導の現場に立つ指導者に先方ではどのような指導を受けているかと言うことを
伝えておくということが重要だと思います。
双方のコーチが共通の方針を持っていたとしても
手がける技法に相違がある場合もあります。
注意するポイントはどのような練習をどのような目的を持って行っているか？
そしてその方法論はどういった意図があるのか
できることであれば詳細を練習前に伝えてもらえれば現場のコーチはかなり助かります。

いろんなスクールに行くしか方法がないと言う事情はコーチもわかっています。
なのでできるだけ結果が出るように応援しようと考えるのが指導者です。

当クラブの場合、外部選手が中心なので先方の情報がを極力伝えて頂いています。
今後土日に試合の中に強化練習を加えていこうと考えています。
当然、外部選手が中心になりますので差し支えのない方は参加してもらいたいのですが、
先方の指導内容などを明確に連絡いただければ効率よく練習が進められると考えています。
逆に指導が必要ない方は言って頂ければ全く指導なくヒッティングのみ
もしくは試合のみで進めることも可能です。

専属で指導するパーソナルプログラムメンバーというのがテニスエナジーでもありますが
理想までは環境を考慮すれば中々難しいのです。

今後開催し活動を広げていく土日の試合と練習の計画ですが
良い意味で参加者にプラスになるように考えていますので
それを願っての今回のレポートでした。
質問等ございましたら何でもメールでお寄せ頂きましたらお答えできると思います。