スペインの指導法は日本に広がらない。４

ジュニアテニス

2018.12.17 2012.02.16

昔にジュニアを１人、バルセロナの
オープンスポーツクラブに紹介して出しましたが
その後、問題が発生しフェレーロのアカデミーに編入しました。
故　藤田　義仁コーチは
（私の恩師でスペインのテニスを教授してくれた。）
フェレーロのアカデミーは少しアメリカに近い指導だと言っていました。
なのでここのブログで書く内容が
スペインのテニスだと決めつけているわけではないのですが、
あくまでもひとつの要素としてとらえてください。
まだ、スペインの指導が紹介されて間がない時期に
日本の著名なコーチ達の批判は大きかったです。
バックフットに関しても
「なんで足を上げなければならないのか？」
「なんで腰を廻さないのか？」
「なんで伸び上がらないのか？」
「なんで腕の振りなのか？」
「なんで横向きで動くのか？」
アンヘル　ヒメネスが大阪で講習した時も
「なんで下がって打つのか？」など
批判も多かったのが事実です。
それを聞いたスペインのコーチたちはいいます。
「おまえら日本人には解らない。
これは哲学だから。」
最近、スペインドリルの解説も親切に出て来ましたし
内容が理解されて来たようです。
しかし、ドリルではない
もっと中枢の事で日本人に誤解を生みそうな内容は
あまり出されていません。
それを理解しなくてあのドリルは生きるのだろうか？
その内容をエナジージュニアには伝えている事は多いです。
しかし、外に出ると疑問を持たれたりする事がある。
と言う事は知っておいてください。
この部分に関しては多分、
日本に広がらない指導だと思うからです。
日本の指導は日本の方式でいいんです。
スペインのテニスの指導法が普及していく必要はないと思います。
しかし、中には海外からでもいいものや
対象となる選手にエナジーでは適応させて導入する場合があります。
その要素が日本のコーチにあまり認められていない場合もありますよ。。
それがいいたいのです。

次回／スペインから帰って来た選手の評価

今日の写真／エナジーのボールカート
テニススクールのように速出しといわれる
ボール出しは基本ありません。
特にスペインドリルでは基本遅く
球出しの仕方も観た感じ
「かっこわるい？」と見えます。
アメリカのコーチの方が軽快に出しますよね。。
多くのボールを集中的に出すには
このカートが一番使いやすいのです。
アメリカでは普通にこのカートが使用されています。

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